感染症・感染対策専門出版

リーダムハウスは,感染症・感染対策の領域で役立つ書籍を出版してまいります。

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感染管理おべんきょコミック

ミッションICポッシブルーアイコの感染管理奮戦記 1巻

 ●テーマ:アイコの感染管理やったるでェ~

 監 修:森澤雄司(自治医科大学附属病院感染制御部長)
 定 価:1,320円(本体1,200円+税10%)
 判 型:B6 160頁
 発行日:2013年1月5日
 ISBN978-4-906844-01-2


登場人物のご紹介


1巻のお話

 第1話 IC看護師 アイコ誕生の巻
 第2話 今日から感染管理室の巻
 第3話 はじめてのICTミーティングの巻
 第4話 お勉強メニューづくりの巻
 第5話 染ちゃんの序の口微生物講座の巻
 第6話 ドヤネンの感染症講座の巻
 第7話 大先輩のありがた~いお話の巻
 第8話 いざ!ミッションICポッシブル!の巻


ミッション IC ポッシブル はじめに

 「コミュニケーションにとって重要なのは,知覚であって情報ではない」とマネジメントの祖 Peter F. Drucker は看破した。いかなる情報であろうとも受け手に知覚されなければ成立しない。情報は論理の対象であり,むしろ情報は,感情,価値,期待,知覚といった人間的な属性を除去するほど,有効となり信頼度も高まる。しかし,コミュニケーションでは受け手に何かをすること,何かになること,何かを信じることを要求するので,受け手の価値観,欲求,目的に合致する場合が最も強力となり,逆に合致しないときには受け入れられないか抵抗されることとなる。実際に論理の裏づけがまったくないような場合も,経験が共有されることさえあれば,完全なコミュニケーションがもたらされる。コミュニケーションにとって重要なのは,知覚であって情報ではない。
 「何のこっちゃ!」と,この物語のわれらがヒロイン野田アイコくんはきっと叫ぶであろう。しかり,その通り。「前書きから小難しいこと書きおって,この本を売る気あるンかい!」と読者も出版社のリーダムハウスも叫ぶであろう。
 この本の狙いは,読者の皆さんに野田アイコくんの経験を追体験していただくことにより,私たちが感染防止対策で大切であると考えていることに関して “コミュニケーション” を図ることにある。ストーリー性のある「マンガ」という形態で,ICT の立ち上げから感染防止対策に関する基本知識の確認まで,出来ればさらに一歩進めたところまで御一緒いただければ幸甚至極である。

 2012年12月

 森澤雄司
 自治医科大学附属病院・感染制御部長,感染症科(兼任)科長,准教授
 栃木地域感染制御コンソーティアム TRIC’K’ 代表世話人


感染管理おべんきょコミック 
ミッションICポッシブルーアイコの感染管理奮戦記 

 監 修:森澤雄司(自治医科大学附属病院感染制御部長)
 定 価:本体1,200円+税
 判 型:B6 160頁
 発行日:2013年1月5日
 ISBN978-4-906844-01-2